センテナリアンとは
100歳以上の人物(百寿者)のことを「センテナリアン」と呼びます。
日本統合医学協会は、誰もが安心して「センテナリアン」を実現できる社会を目指しています。
日本は健康寿命も長いが、平均寿命との差も約10年ぐらいあると言われています。その間は認知症や疾患や加齢による影響で要介護状態で過ごされている人が多いと考えます。しかし、看護師として勤務していると、最近では、核家族化、独居が多い影響のためか、フレイル状態にある高齢者も多いと感じます。健康寿命を増やすには、規則正しい生活習慣、運動習慣、栄養を摂取することは基本となりますが、さらに人や社会の繋がりを途切れさせないことも必要だと考えます。高齢化に伴い、福祉制度や地域包括も充実してきており、フレイル状態に早く気付く、病気を発症する前に予防する、みんなで身体活動を維持できるような取り組みをするなどが大切になるのではと考える。さらに、今回統合医学、メディカルアロマについて学習して感じたことは、薬や外科的治療だけでは完治しない気持ちや身体の面に、統合医学の側面を加えるだけでも、明るく前向きに生活できるようになるのではと感じました。そして、特にアロマトリートメントは様々な年代にもタッチングや癒し効果、リフレッシュ効果としてアプローチできるため健康寿命が伸びること、センテナリアンの増加にも繋がる可能性があると考えます。
兵庫県 M.Y様
近年、医療の進歩と生活環境の改善により、100歳以上の長寿者、いわゆる「センテナリアン」の数は増加傾向にあります。しかし、単に寿命を延ばすだけでなく、健康で質の高い生活を維持しながら長生きすることが重要です。センテナリアンを増やすためには、次のような取り組みが求められます。
まず、予防医療と健康増進の強化が重要です。現在私は美容皮膚科で働いており、肌や体の外見的なケアだけでなく、内面の健康管理が重要であることを日々実感しています。例えば、肌の状態は体の健康状態と密接に関連しており、生活習慣やストレスが肌に大きく影響を与えることが多いです。そのため、アロマテラピーなどの自然療法を取り入れ、身体と心の両面から健康を支えることは、長寿社会に向けた有効なアプローチの一つです。メディカルアロマインストラクターの資格を活かして、アロマのリラクゼーション効果や免疫力の向上を活用した施策は、健康寿命の延伸にも貢献できると考えています。
次に、個々のニーズに合わせたトータルケアの提供が重要です。長寿社会において、個人の健康状態や生活環境は多様化しています。そのため、標準化された医療や美容だけではなく、個別にカスタマイズされたケアが必要です。将来的には、個々のニーズに応じた美容と健康のサポートを提供し、心身ともに健康で長寿を目指すことができるサービスを提供したいと思っています。
さらに、心のケアも見逃せない要素です。センテナリアンの多くは、前向きな生き方や強いメンタルを持っていることが研究で示されています。アロマを使った心のリラクゼーションやストレス解消も、長寿を支える大きな要因となり得ます。身体だけでなく心の健康にも注目したアプローチは、センテナリアンを増やすための取り組みに不可欠です。
したがって、センテナリアンを増やすためには、予防医療の充実や個別ケアの提供、そして心身のバランスを重視した取り組みが必要です。これらを実現するためには、医療と美容の連携を強化し、アロマテラピーなどの自然療法も積極的に取り入れていくことが求められるでしょう。
福岡県 K.N様
まずは1人1人の健康意識の向上のための啓蒙活動をまず目の前の人から始めていくことだと思います。どんな良い知識・技術も知らなければ活用できません。そして、その必要を感じていなければ得ようともしません。その意識改革を国・地方自治体・家族・個人のあらゆるレベルで丁寧に行っていくことが最優先であると考えています。
また、統合医療の概念にあるように「一つの方法に縛られないこと」を共通認識として捉えられるようになることも必要だと思います。西洋医学、代替医療、伝統医学をその人のQOLを最大限に高めるために、その人にとって何が最適解かを常に模索していくことが重要であると考えます。
神奈川県 M.T様
センテナリアンを増やすためには、若いうちから生活習慣に気を付け、自然治癒力の向上につなげることが必要だと考えます。
今回受講して、ヨーロッパではアロマやハーブの効能を活用して、セルフメディケーションをしている方が多いことを知りました。個々が自身の健康と向き合い、自身の身体の性質について把握し、免疫力を上げることで自然治癒力の向上が期待されます。
高齢になるにつれ、高血圧や糖尿病、不眠症など持病が増えていき、ポリファーマシーになる傾向にあります。薬が増えれば当然、肝臓や腎臓に負担がかかります。
そこで生活習慣の見直し等をしても改善されない症状に対して、薬物療法ばかりに頼るのではなく、アロマやハーブを用いた自然治癒力に任せた療法も選択肢の一つになると思います。
近年、雑貨屋でアロマの販売を目にすることが増えてきましたが、効能に着目して購入している方はまだ少ないと思います。アロマやハーブの研究がますます進み、日常生活に取り入れやすい環境になることが望ましいと考えます。
自然治癒力の大切さを伝えるとともに、日々の生活にメディカルアロマを取り入れて、健康増進や疾病の予防に役立てられることを知る機会を増やすことが必要だと思います。
石川県 K.I様
今は、医療の技術が進み、長生きされる方が多くなりましたが、中には、痴呆症や寝たきりになってしまっている方も多いように思います。
まずは、高齢者が長生きしても、生きていきやすい環境を整えることが必要だと思います。
例えば、少子高齢化社会で、一人暮らしをされている方も多いと思うので、クリニックやリハビリ施設を併設しているような高齢者住宅を今よりも増やし、早期発見、早期治療で、いつまでも自分の足で歩けるような環境を作ったり、アロマの力を使い、認知症を予防したり、今後は、急性期には西洋医学、そのあとのケアには、薬ばかりに頼るのではなく、アロマなどを使い、高齢者が安心して、そして楽しくいきいきと生きていける世の中になっていける事を願っています。
クリニック、調剤薬局、訪問医療、カウンセリングなどにも、これからアロマなどの介入があれば、心や体の健康にもつながるのではないかと思っています。
東京都 Y.S様
テキストにもある通り、高齢者の健康維持には内臓機能、運動機能、感覚機能の維持が大切と考えます。また、健康寿命を阻害するものとして、三大生活習慣病、ロコモティブシンドローム、認知症が3つの壁といわれているそうです。健康であり続ける為には栄養バランスのとれた食事と休養(睡眠)、適度な運動が基本であり、また、メンタル面の安定も重要と考えます。しかし、高齢者の方たちは健康であり続けたいが、具体的にどのような事をしたらいいのか分からない、分かってはいるが行動に移さない(移せない)方も多くいると感じています。センナリアンを増やす為には、高齢者自身の努力だけでなく、栄養士や理学療法士、インストラクター、心理士、アロマインストラクターなど様々な専門職が専門的な知識を持って、具体的な情報を地域、社会へ発信していくことも必要ではないかと考えます。
愛媛県 T.T様
良く言われることではありますが、ストレスを溜めないこと、滋養のある食事を摂取すること、適度な運動の3つが重要であり、予防医療として積極的に統合医療を生活の中に取り入れていくことが大切だと考えています。私自身もアロマセラピーとヨガを生活の中に取り入れる事で不定愁訴を減らすことができていると感じています。ドイツ等、ヨーロッパの国々のように薬だけに頼るのではなく植物の薬理作用を取り入れたり、伝統医療に着目したり、他の方法があることを世間に知ってもらうことも必要だと考えます。今回の講座で得られた知識をできるだけ多くの方と共有し、できることから生活の中に取り入れていくこと、意識を持つことで皆でセンテナリアンを目指していけたらと思います。
東京都 R.M様
病気になる前の「未病」の段階で、食養生や自然療法や東洋医学の技術を取り入れて、健やかに生きる人を増やすこと。
「病気になったら薬を飲めばいい」と思う人よりも、「病気にならないで健康に過ごしたい」と思う人を増やす。
メディカルアロマの資格を取得したら、芳香浴の体験などを実施して、そこからご自身の不調を考えるきっかけにして頂けると思います。
また、自分自身が健康でイキイキと生活することで、患者さんのお手本となる。また、そのような、お手本になる人を増やすこと。
メディカルアロマ以外にも、食事、ヨガや鍼灸、瞑想や心理療法などの、代替療法を勉強し、不定愁訴の患者さんその人その人に合う手段をアドバイスできるよう、私自身が今後も勉強を続けます。
高齢になるにつれ、糖尿病や高血圧といったものに罹患することが増えてくると思います。アロマは薬ではありませんが、薬だけに頼るのは副作用も考慮するとあまりよくはありません。高血圧の方が、不眠状態にあるとしたら、それも高血圧の原因になります。その部分をアロマを使用して補えば、症状を抑えることができるかもしれません。動脈硬化が起きている状態をアロマで治療はできませんが、今後のリスクを抑えられる可能性はあります。リスクを抑えられればその先の最悪の状況を抑えたり、遅らせることができるかもしれません。また、病院やクリニックと提携し、治療の補助ができると、現在の治療薬が減少している問題や病院が切迫している状態の緩和にも繋がるのではないかと思います。また、ただの長生きではなく健康寿命を延ばすためには、ストレスを発散でき、溜めにくい状態にすることが大切だと思います。ストレス発散やリラックスできることがアロマではない方もいると思いますが、アロマで落ち着かれる方もいます。高齢になると社会参加がかなり難しくなってきますが、講習や体験といったアロマオイルを自分で調合したり、アロマバスボムなどをつくったりといったイベントを行うのも良いと思います。
健康で長生きするために、日頃の生活習慣が非常に大きく関わってくると思うので、子どもの頃から生活習慣指導の授業があっても良いのではないかと考えます。小さい頃から食生活や生活リズム・運動など癖づけていくことで、健康寿命を延ばすことに繋がるのではないかと感じます。
溜め込まないのが一番ですが、溜まってしまったストレスを発散する自分なりの方法を見つけておくことも大切ではないかと考えます。アロマやハーブが私たちの生活にとってより身近なものとなり、多くの人がそれらを用いて気分転換やリラックスをするというのも素敵だなと感じます。
また人生を楽しみながら笑って生きることも大切なのではないかと感じます。
趣味を持つことやサークルへの参加など、人との交流の場も老化防止に繋がるのではないかと考えます。小学生と高齢者が文化交流をするのも面白いのではないかと思います。
講義でもあったように、センテナリアンには、栄養・運動・睡眠がとても大事だと考えています。
栄養に関してですが、フレイル・サルコペニア・ロコモの方たちは、食習慣に改善が必要な方が多く、あまり食思が無い方、または過食の方が問題なので、食思を上げるような取り組みが必要ですが、病院では何もできていないのが現状です。食思が出るカラーとしてオレンジを取り入れた作業活動を促しますが、単独だけでは効果を感じることはありません。アロマ等を利用して、複合的なアプローチで食欲が出るような環境調整があったら良いなといつも思います。過食の方は、病院にいる間はカロリー制限されていますが、家に帰ると自己管理が出来ていないため、食事に関する事を地域でもアプローチが必要だと思います。最近は、保育園・幼稚園・小学校でも食育の授業がありますが、成人してからも企業等で食事指導等が継続されてあると良いと思います。また、今後は薬膳等の考えを取り入れていくことも大事かもしれません。
運動に関してですが、厚労省はだいぶ昔から、健康=運動という政策や声掛けはしていますが、実際には広まっていないのが現状です。それどころか、コロナ禍によってさらに運動量は低下傾向と言われており、食事をとっても筋肉がつかず、免疫力も低下していると言われています。運動を定期的に行うような環境を国で作っていくことも重要だと思います。病院で働くスタッフとしては、地域のスーパー銭湯やお祭り等のイベントに参加していきたいと考えています。特に最近の銭湯は、ハーブを使用した全身浴を取り入れている場所もあり、入浴前に一緒に運動し、運動後に全身浴で癒されるといったようなイベント等増えると、子供からお年寄りまで皆で取り組める環境が少しづつ出来るといいなと思います。
睡眠に関してですが、睡眠が浅い、薬に頼っているけど寝付けない、夜中に目が覚めるといったような声をよく聞きます。眠れてないから、動けない・食べれないのか、動いてないから食べれなくて、眠くもないのか、原因は様々ですが、そういった方は、日中活動量も少なく、食事も1~2食、薬に頼る等、負の連鎖が続いていることを多く経験します。ポリファーマシーのことも考慮すると、薬でどうにかするだけでなく、アロマ等を活用し、自然治癒力を高めながら、睡眠が確保できればいいなと考えますが、フランス・ドイツと異なり、アロマに興味がある、または勉強している医師は少なく、薬で症状緩和しようという傾向が強いように感じます。多職種連携しながら、アロマの効果・安全性等を文献を用いながら、リハビリテーション時間からでも導入していけたら良いなと考えています。
近年、良い意味でも悪い意味でも多様性と言われる世の中で、「痩せ体系」も「肥満体系」も個性という時代のため、「運動しましょう、食べましょう、痩せましょう」等、生活に関わる発言が言いづらくなっている環境です。しかし、超健康長寿国である日本は、センテナリアンを増やさなければ、国ごと傾き国民の幸せはないと思うので、皆がセンテナリアンを目指せるよう発信していきたいです。実際、センテナリアンの方に、1日の過ごし方、センテナリアンでよかったと思う事、大変だと思う事等をお聞きしたいと思うので、そのようなCMがあったらより現実的に伝わりやすいのかもしれないと思いました。
より多くの方がこのようなメディカルアロマなどの知識を日常的に使用できるよう、勉強できる環境や情報に触れる機会を増やすような取り組みが必要と考えます。
身体の仕組みや各個人の特性(持病など)を踏まえ、病気になった時だけでなく普段から健康について意識し、自己治癒能力を高めていくことができれば良いと思います。知識を得た上で実践をし、本当に必要な時に医療に頼るという判断の幅を持つことによって、より良い医療費の使い方ができる人が増えれば医療費に関わる経済の不安も改善していける可能性が広がるのではないでしょうか。
統合医療の知識についても、医師の方々をはじめとする医療関係の方々にももっと広まれば良いなと感じています。
センテナリアンを増やすためには、免疫力が高い状態に体質を改善していくことが必要だと思います。
そのためには、症状に合わせた薬を飲む(対症療法)のではなく、治癒力を高めるために、食事や未病の状態や不定愁訴の状態をケアしていくことが大切になると思います。まさに、統合医療だと思います。
そのために、不調を感じている人にメディカルアロマで学んだ知識を活かして、ケアしていくことが必要だと思います。私も微力ながらそれに携わることができたらと思います。
学校や老人ホームや自治会などで統合医療のイベントなどをして、統合医療を広めていく必要があると思います。
私は、漢方の【上品:副作用が少なく健康の維持促進のために体調をゆったりと整えていく】という考えに感銘を受けました。
身体も心も日々つながっていて、ストレスがあったらうまく発散したり、身体にいいものを摂ったり、楽しみを増やしたりと、長期的な目をもって過ごしていくことが大切なのだと思いました。
そこで、虫よけではペパーミントを使用してみたり、更年期に市販薬に頼りすぎずにクラリセージの芳香浴を楽しんでみたりと、日々にアロマやハーブを用いることで、生活を豊かにしながら健康寿命を延ばすことができると考えます。
また、ストレスは心身の健康の大敵であるので、家族や友人と一緒にアロマやハーブを共有しながら楽しくみんなで健康を維持していくことも大切だと考えます。
最初に述べておきたいことは、「健康」に関する知識は、医学が日々進歩しているため概念や技術などが変わっていくもの、ということである。昔は火傷に味噌を塗っていたが、今では考えられない治療法となった。私が今まで習得してきた知識も、10年後に正しいものかどうかは分からない。そのため、100歳健康寿命を増やすためには、「健康」に関して、その時代の最新のエビデンスに基づき、柔軟に学び続け、そして実践する力が必要、ということである。
健康は「心」と「体」が隣り合わせの存在であり、どちらもバランスよく維持する必要がある。心身ともに適度に適切なストレスに触れ、それに対処する力を養うことが重要であろう。自身の自然治癒力を向上させるための生活習慣を送り、また、必要時は医療に頼ることも心身の健康を保持増進する上で大切なことである。そして忘れてはいけないことが、「他者に相談する(頼る)」ことである。一人で悩みを抱えることなく、適切な相手・機関に相談することで、自身の健康がより充実したものになるであろう。
その時代に応じ、その時の最新の知識と技術をアップデートし実際の生活習慣に生かすこと、時に医学(西洋・東洋・統合など)等に頼ったり相談したりして、一人ひとりが持つ「健康を保持増進するための『材料』」を充実したものにすることが、100歳健康寿命を増やす取り組みになると私は考える。
私は訪問看護師をしておりますが、その人らしく、健康に過ごしていける、健康寿命が長くなくてはならないと日々感じております。そのサポートにより楽しみや、安らぎを与えてくれるのがメディカルアロマであるという事を確信しています。痛みや、皮膚のトラブルといった症状は日常的にあり、医師にわざわざ相談しなくてはいけなく、時間も掛かってしまいます。手軽に楽しみながら行えるメディカルアロマは私たち看護師にとってはとても活用しやすく、気軽に患者さんにも使っていただきやすい為重宝しています。これからもここで得た知識を地域の方々と共有し、みんなで健康増進、症状改善につなげ、最終的には国の医療費まで削減に繋げることが出来たらと考えています。
沖縄県 S.M様
まずは身近な92歳になる祖母と、70近い両親へ向けたケアを行っていきたいと思います。そして、積極的に、でも慎重に、色々な方へ、ただの良い香りという事だけでは無く、ポイントを抑え使用する事で、様々な精油の効果がある事を知ってもらえたらと思います。ヨガとアロマセラピーは相性がとても良いと、感じていますので、将来的にはクラフトのイベントや、精油販売なども行なって行けたらと思っています。誰かに知ってもらう事で、その方のご家族も救われるのではないかと考えます。ヨガに誘って!とは言っても、ヨガは本人のやる気次第ですが、アロマセラピーは、香らせるだけでもいいので、ご本人が知らない間に効果を得られるという事もできますし、自身が動けなくてもマッサージでデトックスや血行促進なども期待できます。知れば知るほど、生活で使用できる場面が多くありますので、微力ながらも、生活に根ざした精油の使い方などを、皆さまに提案していきたいと思います。
現在、センテナリアンの内8割の方は要介護者であったり認知症等の疾患を抱えていると言われています。残る2割のセンテナリアンは加齢による難聴や筋力の衰えはあるものの、自力で食事をとり身近な方とコミュニケーションを図ることが出来ているそうです。
真のセンテナリアンを目指す(増やす)ならば、その2割の方々同様、ある程度QOLが保たれた状態を維持しなくては健康寿命であるとは言えない気がします。
その為には、日頃からストレスを溜めずに日々消化していくことが大切であると考えます。
また、栄養状態の底上げも重要で、多くの疾患は栄養状態の悪化が招くとも考え得ると思います。経口摂取による心理的身体的な健康保持への影響は大きく、特に高齢者に置いては摂食困難になると歩行に必要な筋力が低下して寝たきりになってしまう事例が多く見受けられます。
常日頃から栄養素を意識した食事を取り、適度な運動を習慣化すること、そしてメディカルアロマを用いたマッサージや芳香浴、ハーブティを取り入れることで健康の増進と疾病の予防に取り組んでいく必要があると考えています。
医療の発達も影響し寿命は伸びてきているが、本人•家族ともに満足な、後悔のない人生を最期まで過ごせることが大切であると思う。そのためには、心身ともに健康的な暮らしや、本人•家族が納得のうえ必要な医療•介護を受けられることが必要である。具体的には、生活習慣病の予防や本人の生きる活力を大切にすることが重要あると考える。心とからだはつながっていると言われるように、規則正しい生活やバランスのとれた食事、適度な運動、周囲との交流などどれも重要である。
今後は未婚者の増加により独居高齢者も増加すると考えられる。周囲との交流や外出が減ることにより、うつ傾向や筋力低下、認知機能低下、低栄養状態など身体的にも精神的にも様々な問題が生じる。これらを予防するためには、地域での運動教室等交流の場や送迎•配食サービス等社会資源の充実が必要である。
私が印象的なのは、80代の元警備員の方が毎朝警備服を着て通学路に立ち、子どもたちの安全を見守っていることである。その方は子どもたちからも〇〇さんおはようございます、行ってきますと声をかけられ親しまれている。この朝の行動や、やり取りこそがこの方の生きる活力になっているのだと感じた。人により生きる活力は様々である。私の祖父母は、私や子どもを見ると元気が出る、もっと頑張って生きようと思うと、いつも話している。それを聞き、私ももっと会いに行こうと意識的に行動している。私自身もだが、それぞれが自分のことをよく知り周りも寄り添いサポートしていくことが必要だと考える。それが精神的な健康や健康長寿にもつながると考える。
健康寿命を延ばすために必要な事、それはやはり、生活習慣病を減らす事・がん予防・精神科疾患の予防だと考えます。特定健診やがん検診・人間ドックで身体の異常を早期発見する事は重要で、今後もその取り組みを継続していくべきだと思いますが、それに並行して予防医学や貧困による格差の解消などに国はもっと積極的になってもいいと考えます。
なぜ健康寿命が短くなったのか?とても複雑な問題で、簡単に解決できる事ではありませんが、まず、子供時代に健康的な生活習慣や食週間、安全で安心な環境とは何か、健全な人との関わりとはどういうものなのか?この様な、人としての基本的な事柄を、親をはじめ周りの大人が子供たちに対し、色んな形で教え続けていく事こそ、子供達が大人になって生きる力となるはずです。健康に対する意識を子供の頃から教育していく事は大切です。しかし、貧しい家庭の場合、悲しい事にそういう事が難しくなってしまうという現実があります。
この講座を通して学ばせて頂いた事を活かし、センナテリアンを増やす為に私が取り組めることは何だろう?と考えた時、「癒し」というワードが浮かんできました。癒しの力は偉大です。子は親の鏡と言う言葉があります。私も二人の子を持つ親です。先述したような大層な子育てはできませんでしたが、振り返ってみると自分自身が癒されていない状態で、子を癒す事も出来ていなかった自分を思い出しました。私の職場に小児科はありませんが、子育て世代の患者様は多くいらっしゃいます。そんな患者様を癒す事が出来たのなら、その方のお子さんの心身にも良い影響が伝わるのではないか?そう考えると、一石二鳥ですよね。
また、実際に仕事として関わっている東洋医学や代替療法は、予防医学や未病状態の改善にとても向いていると感じています。国はこういう分野にも予算をかけて頂ければ、もっと医療費の削減に繋がり税収も上がるのではないかと考えました。
最初に述べておきたいことは、「健康」に関する知識は、医学が日々進歩しているため概念や技術などが変わっていくもの、ということである。昔は火傷に味噌を塗っていたが、今では考えられない治療法となった。私が今まで習得してきた知識も、10年後に正しいものかどうかは分からない。そのため、100歳健康寿命を増やすためには、「健康」に関して、その時代の最新のエビデンスに基づき、柔軟に学び続け、そして実践する力が必要、ということである。
健康は「心」と「体」が隣り合わせの存在であり、どちらもバランスよく維持する必要がある。心身ともに適度に適切なストレスに触れ、それに対処する力を養うことが重要であろう。自身の自然治癒力を向上させるための生活習慣を送り、また、必要時は医療を頼ることも心身の健康を保持増進する上で大切なことある。そして忘れてはいけないことが、「他者に相談する(頼る)」ことである。一人で悩みを抱えることなく、適切な相手・機関に相談することで、自身の健康がより充実したものになるであろう。
その時代に応じ、その時の最新の知識と技術をアップデートし実際の生活習慣に生かすこと、時に医学(西洋・東洋・統合など)等に頼ったり相談したりして、一人ひとりが持つ「健康を保持増進するための『材料』」を充実したものにすることが、100歳健康寿命を増やす取り組みになると私は考える。
薬に頼り切っている人が多く、自己治癒力が落ちているような気がします。今回のコロナの件でもそうですが日々の自己免疫を上げる事が重要です。症状を薬で抑えても根本的な生活習慣を見直さないと同じ事を繰り返します。人それぞれに必要な処方や治療法は本来であれば全員が違って当然だと思います。もっと一人一人が自分の健康に意識を向けて自分の体質や性質を知り、食や身体の使い方を学ぶと良いと思います。学校の保健体育の授業に取り入れても良いかと思いますし、アドバイスしてもらえるホームドクター的な存在がいると安心だと思います。身体が悪くなる前に日常で簡単に手に入るアロマやハーブを自分の体質に合わせて生活に取り入れる習慣とそれを指導できるインストラクターが増えて病院やコミュニティなどでレクチャーする機会が増えると良いと思います。「健康」と言うと若い人はあまり興味を示さないかもしれませんが、美容や自己実現、自分を知る占星術や自分の強み発見の為のコーチングなども絡めて講座をすると若い人にも広がりやすいかもしれません。ある程度年齢を重ねてからでは遅い場合もあるので、出来るだけ若い頃から自然治癒力の重要さを習慣として伝える必要があると思います。
現代社会において、さまざまな情報や選択肢に恵まれているにも関わらず誰しもが各々不調を抱え、その理由を理解していません。
私は「自分の体質、特徴を知る」ことが必要であると考えます。
トリドーシャのチェックシートを家族に試してもらった際、心当たりがある(甘味を食べた後体調が悪くなる)、納得できると好評でした。
自分の体質を知ることで少しだけでも生活を改善することができる、また、アロマなどの自然療法を自分で行うことができます。
専門的な医療に任せるだけでは体調が悪くなってからの治療になってしまう可能性がありますが、自分の体について理解を深め、普段の生活から注意することで防げる病気は沢山あると考えます。
健康に長生きするために必要なのは、食事、運動、睡眠です。ただ、それは何をどの程度すれば良いのかは人それぞれ、千差万別です。本人の好み、体質、価値観にもよるものと思います。長生きするためには、ひとりひとりが自身の体質、好み、どんなときに調子がよくなり、逆に悪くなるのかなど、日頃から観察し、知ること、そして、楽しく自分らしく生きていくために、自身の自然治癒力を引き出す、安定させる術を知ることが大切です。そうでなければ、病気や怪我をして初めて自身の身体に向き合わなければならなくなるからです。そうではなく、日頃から、自身の身体や心を大切に生活すること、その一つの手段として、植物の力、メディカルアロマ・ハーブを生活の中に落とし込むことは、とても意義のあることと思います。ひとりひとりの意識と、正しいメディカルアロマの知識を発信する取り組みが大切だと思います。
病院や薬に依存し過ぎてポリファーマシーが発生しないようにすることが大切だと思います。そしてみんながセルフメディケーションに取り組むことでセンテナリアンは増やすことができると考えます。
具体的には、1.自分の体と心の健康の為に、普段から自分の健康状態や心理状態を知ること。2.毎日の食事や生活習慣に気を遣い、自然治癒力や免疫力を高める生活を心がけること。3.自分の心身に軽度の異常が起きた場合の対処法を知っておくこと(メディカルアロマ、漢方、ヨガ、ツボなど。メンタル的には好きな運動、音楽、芳香浴...など自分に合ったストレス解消法を見つけておく)。4.その上で必要な治療はきちんと受けるようにする。と良いと思います。
その為には、医療とメディカルアロマセラピストなど、他職種が連携し、地域を通してセルフメディケーションの必要性を発信する取り組みが必要だと考えます。
健康寿命を延ばすためには、一つの要素だけでは難しいと考えています。
今回の学習の中で学んだ一つに「バランス」ということがあります。
心のバランス、体のバランス、といった大きなものから、適正量をバランスよく日常に取り入れていくということなど、何事もバランスをとっていくことが大事なのだと思います。
バランスが崩れた時にそれを自分で認知できるかどうかというのは、普段から自分自身をしっかり観察できているかどうか、知ることができているかという部分にもあると思いました。自分だけでなく家族や周りの人に対しても同じことがいえると思います。
心理学を学ぶことで「自分はどうか?」「家族はどうか?」と振り返ったり、アロマトリートメントを行うことで体の状態を手で感じることができます。
そうして自分や周りの人を観察をしていくと「父はもっと運動したほうがいいな」「母は最近睡眠が足りていないようだな」というアンバランスな部分が見えたり「そういうときはこんなアロマを使ったらいいな」などセルフメディケーションにつながり、生活の質が上がり、健康で幸せに過ごせる時間も伸びるのではないかと思います。また心の触れ合いも増えていき精神面での安定につながると思います。
ですのでセンテナリアンを増やすためには、バランスの取れた心身と運動睡眠食事の基本はもちろんのことですが、人と人との関りを増やすこと孤独や孤立を作らない取り組みが今後大事になってくるのではないかと思いました。コミュニケーションの一つにアロマテラピーを使っていくこともとても有益なことだと思います。特に高齢の家族の癒しが増えたら私自身もうれしいですし、それにより薬が減ったり健康寿命の延長につながったらと思っています。
センテナリアンを増やすには、病気に対して西洋医学のアプローチだけではなく、健康増進・健康維持に対してセルフメディケーションに着目した取り組みが必要であると考える。これまでは病気は"治療するもの"であったが、これからは代替医療や伝統医学を融合しながら、病気は"予防するもの"に変わっていく。本書にも書かれているとおり、"自然治癒力の向上を目標とする"ことが重要であり、これがのちに健康寿命を伸ばし、結果としてセンテナリアンを増やすことになると考える。
現代日本の平均寿命は80歳を超え、世界一の長寿国となっている。今後さらに寿命が延びていくことが予測されているが、心臓血管病棟で働く看護師として痛感していることがある。それはいかに予防するか、健康寿命をどのようにして延ばすか、ということである。疾患の中には予防できる疾患もある。しかし多くの人は、心身のバランスを崩し、不規則な生活を繰り返し自身の健康を維持できなくなり、やがて病気を抱える。また、医療の発展から、病気になったとしても医療で治るという考えや、自分は病気とは無縁だと考える人が多くいることは事実である。しかし実際入院している患者からは「こんなはずじゃなかった」という声も少なくない。健康であることは簡単なようで難しい。
この課題を乗り越えるために、まずは気づくことが重要なのではないかと考える。現代社会では忙しく仕事をしたり、勉学に励む人が多くいる。また、家族のために時間を使い自分自身の時間を費やすことのできない人がいる。せわしなく過ぎていく日常の中で、自身の心身のバランスが崩れていないかどうか、ストレスを溜め込んでいないか、一度自分に問いかける時間を持つことは大切なのではないかと考える。ほんの少しの時間、自分の不調や不調のサインに向き合い、気づくことが重要である。そのためには、周囲からの声かけや、セルフメディケーションとの出会いがきっかけとなることもある。私自身にできることは、周囲の人が自分を大切にできるような言葉をかけること、自分を大切にできる時間を得られるように援助することである。また、今回私は統合医療としてメディカルアロマを学んだことで、これを活用・実践していくことで自分を大切にできる時間を提供できたらと考えている。
センテナリアンを増やすための取り組みとして必要なことは、自分を大切にすること、そして同じように周りの人が自分自身を大切にできるように援助することである。その結果、健康を維持するために、それぞれの状態にあったセルフメディケーションを取り入れる。結果として健康寿命を延ばし、センテナリアンを増やすことに繋がると考える。
日本は高齢社会となっており、平均寿命も延びています。しかし、寝たきりになってしまい、糖尿病や認知症などが悪化し、どんどん薬の量が増えていく高齢の患者さまも見てきました。ただ長生きするのではなく、健康に活動できる期間を長く保つことが重要であり、そのためには、未病の段階での活動がとても大事です。乱れた食事や運動不足は、糖尿病や脂質異常症を招きます。若いうちから規則正しい生活を行い、1人1人が将来の健康を維持するための意識をもつことが必要です。また、検診などで大きな病気の早期発見をすることも重要です。
また、病気にならないよう努めることは、限りある医療費の財源を維持することにも繋がり、国民全体の健康を維持するために重要だと考えています。治療費が高額なため治療を受けられなかったという患者さまがいないよう、軽症の方はセルフメディケーションを行ったり、生活習慣の改善で治るようなら薬には頼らないなど、健康に対する意識だけでな知識をつけることも必要です。そして、医療従事者は今後は病気の方だけでなく、未病の方サポートできる体制を整えていかなくてはいけないと考えます。
少子高齢化社会が進む中で、今後はいかに高齢者の方が安心して暮らしていける社会や生活の環境作りが重要になっていくのではないかと感じます。その中でも個々のセルフケアや生活習慣を整え治癒力を高めていくことは重要だと感じます。普段の暮らしの中でハーブを使った料理やハーブティーを楽しんだりアロマトリートメントなど、身近にアロマを取り入れながら自然治癒力を高めることは、大きな病気を回避していく上でのキーポイントになっていくのではないでしょうか。気軽に始められる芳香浴やアロマトリートメントは体調や気持ちを整え、心身の状態を安定させてくれることが期待できるため、アロマの効能をしっかり理解した上で生活に取り入れていくことも健康維持に役立たっていくのではないかと思います。また適度な運動や身近なコミュニティーでの繋がりやコミュニケーションはストレス解消や年齢を重ねるごとに高まる認知症発症予防にもつながる取り組みになっていくと思います。
不要な薬は飲まない、人と人との関わりをもつ、適度な運動と日光に当たる事は大切だと思います。
私には90歳を過ぎた祖父と87歳の祖母がおります。祖父はパリファーマシーにて自身の身体を刀で斬りつけて精神科に入院しました。精神科の医師により薬を整理し、それ以降は表情も豊かで認知機能もほぼ問題ありませんでした。退院後も近所にあるコミュニティセンターへ通い様々な人々と関わっておりました。
コロナが流行して家から出られなくなり、先日久しぶりに会った時には耳はとても遠くなり物忘れも激しく、怒りっぽくなっており、老化の進行具合に驚いたと同時に普段当たり前の様にしていた人との関わりや適度な運動(散歩)、日に当たるという事がどれだけ人に影響するのかという事を改めて考えました。
地域での関わり、ご高齢の方達が楽しめる場所作り、ご近所付き合いなど当たり前に出来ていた事がここ数年難しくなってきていると思いますが、この数年前まで当たり前であった事を今一度確認する事、そして、今回の講座でも学んだ統合医学を今後の医療界に取り組んでいく事で老若男女問わずより健康的に生活できるのではと考えおります。統合医学という考えをもっと若い年代からしっかりと学ぶ事でその考えが定着してセンテナリアンの増加にも繋がるのではないかと考えます。
1)若年世代の健康に対する教育と生活環境の社会的支援の提供
私が現在、日常的に接しているのは10代後半から20代前半の若者たちである。皆、自分なりの意思をしっかりもって大学生活を送っている様子がある。若者には、若さがあるとそれだけで健康的だととらえがちであるが、実際はそのようには決して言えないと常々感じている。家庭の状況によって深夜までのアルバイトをこなし、それでも大学での課題をこなすためにほとんど寝ないで翌日の講義や実習に出席をする。これは、特定の状況が生む不健康さであり、学生時代の今だけはそうせざるを得ないということは、理解はできる。しかし、睡眠状況の不健康さのみならず、食事をとること、栄養面での不健康さも目立っているようにみえる。1日1食だけだという学生も、かつていた。また、チョコレートで昼食にした、という学生もいた。食事の内容は経済面が影響しているのかもしれないが、物質的に飽和しているこの時代において、実は、一番健康の維持向上から遠くにある生活状況にあるのは若者なのではないかと考える。直接的な健康状態の維持向上への介入ではないかもしれないが、若者に向けての、栄養や睡眠、運動の状況が健康にどのように影響するのかの教育を、大学生、または20代、30代の世代へも提供していく必要があるのかもしれないと考える。実質的には、大学で学ぶ費用の負担を公的に支援する社会的な枠組みがもっと構築されれば、若者たちも自分自身の在りかた、生活や健康というものにもっと目を向けられるのではないかと考える。20年後や30年後の自身の心身の健康については、きっとイメージはできないとは思うが、知識として得ているのとそうではないのとでは、100歳健康長寿率には確実に影響するのではないだろうか。
2)病気の予防の考え方がより社会に浸透していくことの重要性とコミュニティ単位での健康の維持向上
今回の新型ウイルスの影響で、感染することを危惧して病院を受診する高齢者や子どもの数が減少したという。受診をする、という行動の背景には、やはりどこか心身の不調が存在するからであり、不調の程度は様々であっても、皆健康になりたい、不調を解消したい、と考えているからこそ平時では病院に通っているといえる。高齢者について考えると、老化というのは遺伝子レベルでの機能の衰退であり、慢性的な不調も個別性もあり徐々にではあるが生じてくる。老化するということは不可逆的だからこそ、その人自身がどのように付き合っていくのかが大きなテーマとなると考える。私の把握している限り、地域社会では公民館や福祉センターなどで、健康教室が頻繁に開かれていたり、また、公園ではシニア層が集ってスポーツを楽しむ姿も見られたりしている。しかし一方では、そのような活動に埋もれた生活状況の高齢者もいると推測できるような話も聞き及ぶ。病気の予防のため、また健康増進のために地域社会における活動が住民間でなされている、この現状の維持がまず大事であると考える。さらにこのような活動が活性化していくのも必要だとも考える。さらに、そのコミュニティで埋もれてしまうような高齢者への対応も必要となると考える。もともとの性格上、人付き合いが苦手だったり、軽い身体的不具合があるため、例えば脳梗塞後の麻痺などにより人々と関わることを避けてしまうような状況の人もいたりする。そのようなケースについて、コミュニティで全体的な健康度を高めるためには、コミュニティ単位で情報共有してすくい上げるシステムの構築を、強固にすることが重要だと考える。
センテナリアンを増やすためにはQOL(Quality of Life生活の質)の向上が重要だと思います。QOLを向上させるためには、心身ともに健康的な生活を送らなければいけません。
ではQOLが高い人とはどのような人なのか?またどのように過ごせば健康的な生活をしていると言えるのか?例えば、お金持ちで毎日おいしいものを好きなだけたくさん食べてサプリメントや薬を用いて健康を保っている人、お金持ちではないが毎日三食栄養のあるものをバランスよく食べて適度に運動してしっかりと睡眠をとっている人、どちらの人が質の良い生活をしていると言えるでしょうか。もちろん答えは三食栄養のあるものを食べ運動や睡眠をしっかりとっている人の方が質の良い生活をしていると言えます。なぜなら健康的な生活のためには、栄養・運動・休養の三つの要素を維持することが重要だからです。この三つの要素を向上させることでQOLの向上に繋がり結果的にセンテナリアンを増やすことに繋がります。この講座で学んだことは、健康的な生活を送るための三つの要素を維持するためのサポートができると考えます。
栄養・運動・休養の三つを維持しようと思っていても、なかなか実行することが出来ない時もあると思います。食欲が無かったり、前日運動し過ぎて筋肉痛で動けなかったり、どうしても目が冴えてしまって眠れなかったり、いつも健康な状態を維持するのはとても難しいことだと思います。このような場合どうしてもすぐに胃薬や痛み止め、睡眠薬などの市販薬や処方薬に頼りがちになってしまいます。ですが心身ともに働きかけるアロマオイルやハーブなら、これらの薬に頼らなくてもより自然のものの力を借りることが出来ます。このように自然の力を取り入れることで心身に負担を減らし栄養・運動・休養の三つの要素を長く維持することが出来ると思います。現段階ではまだ圧倒的に市販薬や処方薬に頼ることのほうが多く、日本ではアロマオイルやハーブの使用は浸透していませんが早い段階から切り替えていくことで、後々の健康維持に繋がりQOLを向上させることができ、またセンテナリアンを増やすことに繋がっていくと思います。
健康に過ごすためには、自分自身の体と向き合うことが大切と考えます。それは体の小さなサインに気づく能力をもつことでもあります。
100歳まで生きている人は病気をしたことがないというわけではなく、自分のからだがベストなコンディションにある時どういう状態かを知っていることにあると思います。体調が崩れた時にどんなものを食べてどれくらい長く睡眠をとってどれだけの運動をしてどんな習慣を心がければ幸せと感じられるのかを経験から導いているのだと私は考えます。国が違えば生活環境・様式も異なるように、一人一人にあった自分のベストコンディションがあり、どれだけ長く再現できるかを日々の生活から導く必要があると感じます。その為には、日々の心の状態や食事の内容、その日あった事を記録するのが重要と感じます。客観的に自分を見つめ、その日を振り返ることでストレスを言葉に表現でき、自身の心の裏側にある感情を知る事で良い人間関係を築く手段となると考えます。