クリニカルアロマとは

About clinical Aroma

クリニカルアロマとは

日本でも西洋医学を補完する代替医療としてアロマセラピーの導入が進んでいます。特に医療や介護の現場で実践できるだけの深い知識を習得し、対象者や目的に合わせた使用法をそれらの専門領域において、実施する代替療法を特に「クリニカルアロマセラピー」と呼びます。治療だけでなく統合医療の観点から、疾病の予防や健康増進に役立たせることを目指すことができるのです。

精油が持つ力を心身の不調に活かす
医療や福祉機関に役立つ、
クリニカルアロマ。

日本でも西洋医学を補完する代替医療としてアロマセラピーの導入が進んでいます。特に医療や介護の現場で実践できるだけの深い知識を習得し、対象者や目的に合わせた使用法をそれらの専門領域において、実施する代替療法を特に「クリニカルアロマセラピー」と呼びます。治療だけでなく統合医療の観点から、疾病の予防や健康増進に役立たせることを目指すことができるのです。

医療機関・福祉施設でのアロマ導入

産婦人科
内科・心療内科
緩和ケア
介護
日本でもクリニカルアロマをはじめとする「統合医療」への注目が高まってきています。
ここで、実際にどのような現場でクリニカルアロマセラピーが導入されているかご紹介いたします。
  • 産婦人科での導入
  • 産婦人科での導入

    分娩ケア

    ホルモンバランス調整

    ストレス軽減

    産婦人科においても、アロマセラピーが補完的な治療法やリラクゼーション法として導入されるケースが増えてきました。具体的には分娩中の痛みや不安を軽減するためのリラクゼーションや催乳促進などに活用されています。例えば、フェンネルスイートなどの精油が、母乳の分泌をサポートするとされています。また、不妊治療の補完的な療法としても利用されることがあります。特定の精油がホルモンバランスの調整やストレス軽減、リラクゼーションを促進するとされ、不妊治療をサポートする役割を果たすと考えられています。

  • 内科・心療内科での導入
  • 内科・心療内科での導入

    消化器疾患

    免疫力向上

    抗不安・抗うつ

    内科や心療内科領域では、来院者の状態に合わせて、自然治癒力を高める精油を提案し、芳香療法や部分浴など適切な活用方法を指導しているのです。例えば、胃腸の不調や消化器疾患の症状を抱える患者に対して、胃腸の運動を促進し、消化をサポートする効果が期待できるペパーミントやジンジャーの精油、抗菌・抗ウイルス作用が期待できるティートリー、ユーカリと言った精油を提案したりしています。また、不安やうつ症状を持つ患者さんには、抗不安・抗うつ効果が期待でき、心理的なサポートに役立つとされている、ベルガモットやゼラニウムの精油を使うシーンも少なからず見られます。

  • 緩和ケアでの導入
  • 緩和ケアでの導入

    痛み管理

    心理的サポート

    ストレス緩和

    患者様のQOLを向上や苦痛の軽減、自己決定の尊重を促進させることなどを目的としている緩和ケア領域でも、アロマセラピーは症状のコントロールや痛みの管理、本人やご家族様の心理面でのサポートなど、多角的なアプローチで活用されています。例えば、吐き気の緩和に役立つ精油(ペパーミントやジンジャーなど)を芳香浴で使用したり、また、香りの成分が脳に直接働きかける特徴を利用して、リラクゼーションやストレス緩和、睡眠の改善、心身のバランス調整など、心理的サポートにも活用されています。

  • 介護での導入
  • 介護での導入

    リラクゼーションとストレス軽減

    睡眠の改善

    認知症予防

    超高齢化社会を迎え高齢者を支える施設は、介護保険が適用される施設から適応外の有料老人ホームや高齢者専用賃貸住宅まで、利用者のニーズに応じて数も形態も急速に増加しています。いずれの施設も、尊厳を保ちながら心地よく日常生活を過ごせるよう、いかに高齢者の心身に寄り添ったサービスを提供できるかどうかが、施設選びのポイントとなってきています。

    そこで「リラクゼーションとストレス軽減」や「睡眠の改善」、また最近注目されている「認知症予防」を目的とした導入が進んでいるのです。認知症予防において香りが有効な理由は、脳に直接作用して神経系を刺激することにあります。香りの刺激は、嗅覚受容体から脳の嗅覚中枢に送られ、記憶、情動、行動などの調節に関与する神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの放出を促します。そのことは脳に刺激を与え、神経細胞の老化を防ぐことが期待されているのです。また、香りにはストレスを軽減する効果もあるため、ストレスが認知症の発症リスクに関与する可能性があることから、ストレスを軽減することで認知症の発症リスクを低下させる効果も期待されています。

    さらに、言葉によるコミュニケーションが難しい場合でも、香りや触覚刺激を通じて感覚的なコミュニケーションを促し、利用者との絆を深める助けとなります。特定の香りは記憶や感情にアクセスし、利用者との共感やノンバーバルコミュニケーションの手段として活用しているケースもあります。

統合医療の考えに基づく
クリニカルアロマの作用

精油の化学成分や薬理的作用など、科学的な根拠と専門的な知識に基づいて行われるクリニカルアロマセラピーがもたらす効果は心身の多岐に渡っています。

精油の芳香成分が嗅覚に作用し、脳内の神経伝達物質の放出や神経活動の変化を引き起こすこすメカニズムについては特に研究が進んでおり、身体面の不調のみならず、心理面や感情のバランスにもアプローチできるので、いわゆる「ポリファーマシー」の問題解決の一助としても注目されているのです。

統合医療の考えに基づくクリニカルアロマの作用

精油の化学成分や薬理的作用など、科学的な根拠と専門的な知識に基づいて行われるクリニカルアロマセラピーがもたらす効果は心身の多岐に渡っています。

精油の芳香成分が嗅覚に作用し、脳内の神経伝達物質の放出や神経活動の変化を引き起こすこすメカニズムについては特に研究が進んでおり、身体面の不調のみならず、心理面や感情のバランスにもアプローチできるので、いわゆる「ポリファーマシー」の問題解決の一助としても注目されているのです。

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